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インプラント

インプラント|【大宮歯科・矯正歯科】大宮駅の歯医者|土日祝も診療

インプラントとは

インプラントとは

虫歯や歯周病によって歯がなくなっていくことは、昔から深刻な悩みでした。歯の役割は、見た目はもちろん、ご飯を食べること、発音をコントロールすることなど、健康を維持するにはとても重要です。自分の歯が何本残っているかで、平均寿命もかわるという報告もあります。かつて歯を失った場合、健康な歯を削ってブリッジにしたり、部分入れ歯にしていました。しかし、ブリッジにするために一度削ってしまった歯は弱くなり、虫歯になりやすくなります。また入れ歯のバネをかける歯には負担がかかり、その歯が壊れてしまうこともあります。こうした悪循環で、治療を繰り返した末に歯がほとんどなくなってしまうこともあります。

このような問題を解決するためにインプラントは開発されました。インプラントは一度失ってしまった歯の部分に、人工の根を埋めて固定をする方法です。一度入れるとしっかりと固定され、取り外しの必要がありません。まさに第2の歯といえるでしょう。

インプラントの構造

インプラントに使用される金属は、チタンを用います。
チタンは金属アレルギーが最も起きにくい金属で、生体との親和性に優れるため骨折後のプレート固定や人工関節、心臓のペースメーカーの表面などにも用いられています。

インプラントの構造

歯を失った部位の顎の骨にチタン製の歯根を埋め込み、それを土台にジルコニアなどで作った被せ物を取り付けたものです。
基本的には3つのパーツからできていますが、最近ではアバットメントと上部構造が一体になったものもあります。

  1. 顎骨の中に埋め込まれる歯根部(インプラント体)
  2. インプラント体の上に取り付けられる支台部(アバットメント)
  3. 歯の部分に相当する被せ物(上部構造)

から構成されています。

インプラントのメリット・デメリット

メリット デメリット
  • 他の歯を削らず巻き込まずに治療できる
  • 耐久性に優れ、長持ちする
  • 硬いものがよく噛める
  • しっかり噛むことが全身の健康に繋がる
  • 取り外しをする面倒がなく、気軽に外出や旅行が楽しめる
  • 外科的手術が必要となる
  • 顎骨の骨量や骨質の影響を受ける
  • 治療期間が長くなる
  • 保険適応外のため、治療費が高額となる
  • 全身状態によっては適応できない場合がある

インプラント治療の流れ

1

相談・カウンセリング

お悩みを自由にお話しいただき、解決する一番の治療計画を考えます。インプラントは外科治療を伴いますので、全身疾患の有無も伺います。

2

口の中全体の検査/虫歯・歯周病治療

虫歯や歯周病、歯ぎしりや噛み合わせなど問題は人それぞれですが、これらをあらかじめ把握しておくことはインプラント治療の計画を立てる上で非常に重要になります。インプラントが長持ちするかどうかに大きな影響を与えますので、虫歯や歯周病の治療はインプラント治療を始める前に終わらせておく必要があります。抜かなければいけない歯がまだ口の中に残っている際は、多くの場合で抜歯から2~3ヶ月粘膜や骨の治癒を待った後での手術となりますので、この期間に他の必要な治療を行います。インプラントの部位だけではなく、口の中を総合的に整えることで長期的な安定が得られます。

3

精密検査・3D-CT撮影

インプラント体を埋め込むために、顎の骨に十分な高さと厚みが必要です。通常のパノラマレントゲン撮影に加え、顎の骨の精密検査をするために3D-CTを撮影し、インプラント体をどの角度でどの深さまで埋め込むかを計画します。安全なインプラント手術には不可欠です。

4

インプラント埋入手術

インプラント埋入手術

局所麻酔の下、痛みは伴わずに手術が受けられます。歯肉を切開してインプラント体を埋め込み、縫合します。通常のインプラント体1本埋入であれば、所要時間は30~45分程度です。抗生物質と鎮痛薬を処方します。術後7~10日で抜糸と消毒を行います。
※ご希望の方は、静脈内鎮静法(リラックス麻酔)での手術も可能です。これは点滴による麻酔で、眠っているうちに手術が終わります。

5

骨とインプラント体の結合期間

骨の中に埋められたインプラント体は、数ヶ月かけて周囲の骨と強く結合(オッセオインテグレーション)していきます。元々の骨の状態によっても変わりますが、上顎で3~4ヶ月程度、下顎で2~3ヶ月程度が目安です。

6

インプラントの頭を出す手術

インプラントの頭を出す手術

インプラント体を埋める際にインプラント体を歯肉で覆った場合は、インプラントの頭を出すためにもう一度手術を行います。局所麻酔の下、インプラント体の上の歯肉を切って頭の部分を出してから、長めのキャップをインプラント体の上に取り付けます。所要時間は5~20分程度です。

7

被せ物の装着

被せ物の装着

骨とインプラント体が結合したら、型取りを行いインプラントの被せ物を作ります。インプラントに精通した専門の歯科技工士が担当します。必要な場合には、いきなり最終的な被せ物を作るのではなく、まず仮歯を作り口の中で歯や歯茎の形を合わせていきます。前歯では歯の細かい色調も確認し、患者様それぞれの歯の色に合わせて作製しています。

8

定期的なメンテナンス

インプラントを長持ちさせるためには、口腔清掃をきちんと行なうことが重要です。インプラントと歯茎の間に汚れが溜まって歯周病になると、周囲の骨が溶けてしまいインプラントが支えられなくなってしまいます。
口の中の状態のチェックと普段の歯磨きでは取りきれない細かい汚れの除去のために、歯科医院での定期的なメンテナンスが必要です。3~4ヶ月に1回の頻度が推奨されます。

入れ歯・ブリッジ・インプラントの比較

失った歯を補う治療法は3つです。

  入れ歯 ブリッジ インプラント
 

残っている歯に金具のバネをかけて歯を補う

入れ歯

両隣の歯を削り、ひとかたまりの繋がった歯を入れる

ブリッジ

顎の骨に人工の根を埋め、それを土台にして歯をつくる

インプラント

違和感 大きい あまりない ほぼない
つけ外し する(安定性に欠ける) しない(固定式) しない(固定式)
審美性 バネが目立つ 比較的優れる
(保険適応の奥歯は銀歯)
優れる
噛む力 弱い ある程度噛める しっかり噛める
他の歯への影響 バネをかける歯を少し削る
バネをかける歯の負担が大きい
両隣の歯を大きく削る
支える歯の負担が大きい
全くない
保険適応 できる できる(材質による) できない
適応範囲 全て 限られる
(支える歯の位置や状態による)
ほぼ全て
(顎の骨や全身状態による)
長持ち 約2年 保険適応:約7年
保険適応外:10年以上
10年後:90%
20年後:85%
  最も安く短期間の治療ですが、つけ外しが面倒で、巻き込んだ歯が最も弱りやすいです。 固定式なので楽ですが、支える歯を大きく削ってしまいます。いずれ再治療になった際、巻き込んだ歯が以前より大きく弱っています。 他の歯を巻き込まずに治療できることと、長期的安定が最大のメリットです。外科処置が必要となり、治療期間がやや長くなります。

長期的安定を重視した治療計画

インプラント治療に限った話ではありませんが、長期的に安定する治療計画を考えることが大切です。例えば1本の治療をして直後に問題がなくても、数年後に他の部位を含めて何か問題が起きてしまうと、何らかの再治療が必要になってしまいます。通院に時間を取られたり、治療費もかさんでしまいます。
特にインプラント治療においては、周囲の歯や噛み合わせる歯の状態、反対側の歯とのバランスなど口腔内全体を事前にしっかりと診査することが重要です。目先の状態だけではなく、将来的な予測をすることで不必要な再治療を避けることができ、長期的な安定に繋がると考えています。

インプラントができない全身状態

審美性や機能性に優れているインプラントですが、残念ながら全ての人に行える治療ではありません。入れ歯やブリッジと違い外科治療を伴うため、全身疾患の有無や顎の骨の状態などによって手術ができないこともあります。
また全身疾患や持病の中でもインプラント治療が禁忌な疾患と、治療不可ではないが注意が必要な疾患があります。

絶対的禁忌

  • 免疫不全(ステロイド服用):リウマチ、天疱瘡、膠原病など
  • 放射線治療を受けている
  • 血友病・白血病などの血液疾患
  • 高度の腎障害及び腎不全
  • チタンアレルギー
  • 未成年者
  • 妊娠中

相対的禁忌(絶対的禁忌ではないが状態による)

  • 糖尿病:医科の治療を受けHbA1Cが7%以下の場合は、インプラント治療が可能だと考えられています。
  • 高血圧:当院では、最高血圧が160mmHgを超える場合は手術は行っておりません。また、静脈内鎮静法(リラックス麻酔)を併用することで、血圧を安定させ安全な手術を行うことが可能ですのでご相談ください。
  • 骨粗鬆症:内科の担当医と対診し、身体の状態や服薬状況を確認した上でインプラント治療が可能か判断します。ビスホスホネート剤を服薬している場合では禁忌です。
  • 心疾患:内科の担当医と対診し、身体の状態や服薬状況を確認した上でインプラント治療が可能か判断します。
  • 喫煙量の多い人

喫煙者のインプラント治療

様々な研究からインプラントや歯周病に対して、喫煙が悪影響を及ぼすことがわかっています。

  • 歯周病がある喫煙者のインプラントの喪失率は、非喫煙者の2.6倍。
  • インプラント周囲炎を発症する可能性は、喫煙者は非喫煙者に比べ3.6~4.6倍。

全身の健康を考えると禁煙が望ましいですが、どうしてもタバコが辞められないという方もいます。当院では通常のインプラント手術であれば喫煙者にも行いますが、GBR法上顎洞底挙上術(ソケットリフト)など、骨の移植を伴う手術は喫煙者は成功率が著しく低下するので避けるようにしています。