歯医者はなぜ予約制?
- 2022年5月24日
- 歯科全般
眼科や皮膚科などは受付順に診察することが多い一方で、歯科は予約制の医院がほとんどです。「暇な時にふらっと歯医者に行きたいのに。」こう思われる方もいらっしゃるかと思います。
歯科が予約制である理由を、簡単にご説明いたします。
<処方のみではなく施術が必要>
医科の診察では、検査診断に基づき薬を処方し、経過をみることが多いです。一方で歯科の場合では、処方のみではなく医院での処置が必要なことが多いです。
<1回の治療時間が長い>
歯科治療は短いものでも15分程度はかかります。さらにご説明の時間も十分に取るため、当院では患者様1人につき30分〜90分の予約枠を確保しております。治療する本数や部位によって処置時間は異なります。例えば前歯の治療では、治療期間中の見た目に困らないよう、虫歯を取ったり型取りを行うことに加えて仮歯を作る時間も必要となります。
もし受付順の歯科医院で60分治療の患者様が重なってしまうと、次の患者様は2時間近く待たなくてはなりません。
<治療の準備>
親知らずの抜歯やインプラント治療などの外科処置では、虫歯や歯周病治療などとは異なる器具を準備する必要があります。器具を滅菌したりアシスタントの確保など、その日の診察スケジュールにあわせて、院内では予め様々な準備や人員配置を行なっています。
当院では、治療の質を担保しながら患者様の待ち時間を少なくするために、予約制にて診察しています。
ですが、「詰め物が外れてしまった」「急に痛みが出てきた」などの急患・初診の方は、複数の歯科医師が常時おりますので、随時拝見しております。
先約の患者様が優先にはなりますので、事前にご連絡頂けると比較的待ち時間が少ない時間帯をご案内させていただくことが可能です。お困りの際は是非お電話いただければと思います。